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SWBSトップ > はじめての海外ビジネス > 第50話 決済の注意点

はじめての海外ビジネス

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日本では一般的な手形取引ですが、海外ではほとんど普及していません。支払期日を過ぎれば日本では大きなペナルティがありますが海外にはその概念が薄く、支払いが遅延しても遅延金利が無いような取引も珍しくありません。そのため、支払いは遅らせるほど優秀、といった考え方さえあります。海外企業との取引では信用状決済が一般的です。銀行2行が決済に関与し、モノが届いたことを確認してから送金するため、取引者双方にとってリスクの少ない決済となります。


双方にメリットのある信用状取引

代金回収は、輸出時の心配事のひとつです。
輸出者の立場から決済条件を考えると、リスクの小さい順に「前払送金<信用状(L/C)<手形支払時書類渡し(D/P)<手形引受時書類渡し(D/A)<後払送金」ですが、輸入者側から考えるとリスクは逆向きになります。つまり、輸出者にとっては前払送金が望ましい一方、輸入者は先に代金を支払って商品が手に入らないかもという心配があるため、すんなり応じてくれない可能性があるのです。
L/Cは発行銀行による支払い確約ですので、輸出者は輸入者の信用リスクを発行銀行へ置き換えることができ、輸入者は銀行が介在することで商品入手不能リスクが軽減されて、双方の不安を解消できるメリットがあります。ただ、出荷貨物が契約に合致したものでなくても、発行銀行にL/C条件を充足した書類が呈示されると、発行銀行は独立抽象性・書類取引の原則で代金を支払う義務を負うため、L/Cを嫌う輸入者もいるかも知れません。
輸入者に後払送金などを要求された場合にも、代金回収不能の損失をカバーする日本貿易保険(NEXI)の貿易保険や民間損害保険会社の輸出取引信用保険をうまくご活用ください。


このコラムを書いたのは

株式会社日本貿易保険

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