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一般社団法人 日中経済交流協会の海外展開ブログ


世界最大級!中国のネットセール・イベント「双11」ー1/2

海外現地事情

2017年11月14日 12:44   3

今年も新聞やテレビなど多くのメディアで双11が取り上げられ、目にした方も多いと思います。中国ビジネスに関わる人であればやはり関心のあるテーマですし、注目していた日本企業も多かったはずです。そこで、双11について簡単に纏めてみましたのでご覧ください。

【中国では「双11」と呼ばれる11月11日(独身の日)】

11月11日は「光棍節」。光棍は「独身者」という意味で、「節」は祝日を表しますが、公式の祝日ではありません。

日本でも11月11日は「独身の日=ネットセールの日」だと認識する人が増えましたが、もともとは1993年に南京大学の学生たちから始まったと言われ、独り者を示す「1」が4つ並んでいることに引っ掛け、11月11日は「独身者」(彼女、彼氏がいない人など、“シングル”を幅広く含む)のための記念日でした。

つまり、11月11日はパートナーがいない人が集まって何かをする日で、若者だけが祝う日だったのですが、アリババが「シングルの皆さん、買い物を楽しみましょう!」と呼びかけ、セールを開始したことにより、現在のネットセールの日に発展していったのです。

アリババが11月11日にECサイトでセールを始めたのは、2009年。当時はまだスマホの普及も進んでおらず、インターネットショッピングも若者だけのもので、初年度に参加した店舗はわずか27店舗でした。

とはいえ、1回目の売上高が予想以上だったこともあり、アリババは大々的なキャンペーンを行い、またネットショッピングのインフラ整備が進んだこともあり、わずか数年で11月11日と言えば「セールの日」ということで定着するに至りました。現在では、競合他社も追随するようになり、国民的イベントに成長したのは周知の通りです。

参考:これまでのアリババの売上高の推移

2009年:   0.52億元
2010年:   9.36億元
2011年:  33.6億元
2012年: 191億元
2013年: 350億元
2014年: 571億元
2015年: 912億元
2016年:1207億元

【2017年の「双11」】

既に報道でご覧になった人も多いと思いますが、アリババは、ネット通販最大の商戦日である11月11日の取引額が1682億元となり、昨年の1207億元から39%増え、過去最高を更新したと発表しました。

セール前日の11月10日には上海で前夜祭が開催され、華々しいカウントダウンイベントの後、11日午前零時にセールが始まると、開始3分1秒で流通総額が100億元を突破し、午後1時9分には昨年24時間で達成した1207億元を超えました。

アリババ・グループ・ホールディングの蔡崇信副会長は「これは中国経済にとって大きなイベントだ」と発言し、中国の「3億人を超える中間層の消費者」の可処分所得が増えたことが、取引額の増加を促進したと説明。この力強い層が中国の消費をけん引しているとし、中国の消費者の購買意欲が旺盛なことを示しました。

今年の双11の取引額は、1位上海、2位北京、3位杭州、取引数では、1位広東省、2位浙江省、3位江蘇省、という結果でした。一部の目玉商品を除き割引率は3~5割となっていますが、中国の人にとっては、本物を扱っているお店が割引をする点も魅力に感じるという意見もあります。

なお、日本では、東日本旅客鉄道株式会社の2016年の売上高が約2.8兆円ですので、11月11日たった1日で、同程度の売上を上げたことになります。

【気になる日本企業の動向】

中国では外国の製品を売買する越境ECが年々拡大しています。花王やカルビーなど日本勢も含め海外から約6万の企業・ブランドが参加する中、アリババが運営する通販サイト「Tモール(天猫)」などには、日本から102社が出店しています。

今年の双11では、外国から出店した店舗の流通総額を国別で見ると、日本がトップでした(2位アメリカ、3位オーストラリア)。売れ筋の上位は携帯電話や家電、衣料品などですが、日本の紙おむつや化粧品なども高い人気を集め、大手の京東集団のサイトではシャープ製テレビも人気だったようです。

ファーストリテイリングが運営する「ユニクロ」は12年から、Tモールで最大5割引きのセールを実施。昨年の売り上げは、全体で6位になるほどの人気でした。中国での展開に積極的な同社は、「独身の日は中国でのビジネスで非常に大事な日のひとつ。準備には1年かける」というくらい、双11は重要な位置付けということですね。

(後半 https://swbs.smrj.go.jp/myblog/14642/ に続く)

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