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中国の大手ECサイト「淘宝(タオバオ)」が出店者評価基準を厳格化

海外現地事情
EC運営代行
中国

2017年12月12日 12:12   13

中国最大のC to Cサイト淘宝(タオバオ)は、12月7日から出品者への評価基準を厳しくすると発表しました。具体的には、30日以内に返金が4件を超えた場合に出品者への評価を下げるというものです。淘宝では、購入者の評価などに基づき各出店者にランクをつけていて、ランクによって使える機能が異なり、消費者の信用度も違ってきます。

「淘宝には、本物かどうか分からないけれど、安くて掘り出し物がある」というイメージを持っている消費者もいます。知人の中国人は「淘宝で注文してしっかりした物が届かなくても諦めがつく」と言っていましたし、「淘宝で買うのは偽物だと承知で買っているか、見る目がない人だ」というコメントを聞いたこともあります。

淘宝といえばかつて偽物がとても多いサイトとして知られていました。中国の国家工商行政管理総局が2014年下半期のネット通販商品の偽物率を調査した結果、淘宝の場合はサンプル50点のうち32点が偽物で、正規品率がわずか37%だったそうです!淘宝は圧倒的な販売商品数が強みですが、出店のハードルが低く、悪質な出品者や偽物が原因でトラブルが多発していることが積年の大きな問題になっていました。

そのような状況を打破しようと、現在淘宝では厳格な管理体制を取るようになっていて、アリババとしても2013年以降、175億円以上を偽物対策に費やしています。今回の規則変更もより一層の健全化に向けた取り組みの一環だと思いますし、実際以前に比べ改善が進んでいるように思います。

最近の中国の消費者は悪質な出品者がいるサイトや偽物が売られているサイトに対して敏感になっていて、レビューもよく見ています。CNNIC(中国インターネットネットワークインフォメーションセンター)によれば、商品の購入に関して他人の評価を気にするかどうかの調査において、「評価を確認する」「大体確認する」「時々確認する」の合計が82%となり、全く確認しない17.9%を大きく上回りました。

このような状況において、ECサイトの運営業者も悪質な出店者の排除に力を注いでいて、問題のある出店者には厳格に対応するようになっていますし、安心して買物ができるサイトであることを大いに宣伝していたりします。

ECサイトで自社商品を販売している日本企業にとってはサイトの評価が気になると思いますが、中国の消費者が安心して買物ができるECサイトが増えることは日本企業にとってもよいことですね。

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