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【川崎大輔のアセアン自動車ニュース】ミャンマー、欧州やドバイから左ハンドル車を輸入開始

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ミャンマー

2018年1月13日 11:23   2

2018年向け車輸入政策により右ハンドルの日本製中古車が輸入できなくなったため、欧州やドバイから左ハンドルの中古車の輸入が開始されていることがわかった。

(記事抜粋)
『ミャンマー車輸入販売業協会の事務局長は「日本車の場合、輸送期間が2週間しかかからなかったが、欧州から輸入すると2か月かかる。日本との取引には慣れているが、欧州やドバイとはゼロからのスタートだ」とコメントした。協会によると、輸入されている車の価格は4千万Ks以上となっている。』

(一言コラム)

ミャンマー政府高官(貿易省)の方の話によると、再び右ハンドルの中古車を解禁する可能性はない。ミャンマー国内での新車に転換していく方向性は崩さず、右ハンドル規制を取り消すことはないとの回答。つまり右ハンドルの日本からの中古車がミャンマーに再び輸出される可能性はほぼなくなったとみて良い。

右ハンドル規制は事故が多いなどの危険というところは前から言われていることだが、それ以上にミャンマー国の貿易赤字の問題が大きい理由が、右ハンドル規制に踏み切った大きな理由だ。ミャンマーにおいては、年間2300億円の貿易赤字を抱えているが、そのうち中古車は500億円。

一方で、ミャンマーでは最大で2018年5月までは日本から中古車が輸出される可能性がある。政府から出される輸入許可証は、有効期限が発行後3ヶ月、また追加のお金を払うことでさらに3カ月の延長が認められている。そのため2017年12月に発行されたものは6月まで実質利用は可能。ただしこの許可証が後どのくらいあるかはわからない。許可証がなくなったら、すぐにオークション相場(ミャンマー向けの車種)が崩れるだろう。ほかの国にも送れるような車種、また国内の相場をしっかり見ながら、これからのミャンマー用の中古車を仕入れることが必要となる。

今回の欧州やドバイから左ハンドル車の輸入は、そのあとの対応を見据えて、欧州からの左ハンドル車の輸入に対して、犀が投げられたと言って良いだろう。

https://ameblo.jp/kawadai1/entry-12342776642.html

<川崎大輔 プロフィール>

大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより「日本とアジアの架け橋代行人」として、Asean Plus Consulting LLC にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。専門分野はアジア自動車市場、アジア中古車流通、アジアのアフターマーケット市場、アジアの金融市場で、アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア研究センター外部研究員。

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