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世界各国の生活習慣を知っておこう【インド】

海外現地事情
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インド

2018年5月11日 09:51   4

世界第2位の人口を誇るインド。その数は13億人を超えており、間もなく世界一になろうとしています。人が密集していることから「人間の森」と呼ばれ、多様な民族と言語、宗教が混在するインドの生活習慣や文化、人気の日本製品などを紹介します。

気をつけるべきマナーとタブー

5000年の歴史を誇るインドは、「神々と信仰の国」といわれる一方、近年では「喧騒と貧困の国」ともいわれ、地域によっても、様子の違いを感じることができます。ヒンドゥー教徒が8割と大半を占めていますが、イスラム教徒やキリスト教徒のほか、現地に由来する宗教も多数あり、厚い信仰心を持っている人が多く存在します。また、連邦公用語はヒンディー語ですが、他に憲法で公認されている州の言語が21もあります。

都市部に人が集中していることから、会話をする時の距離感が近く、日本人の中にはパーソナルスペースを維持できないことに違和感を覚える人も多くいるようです。駅のホームなどで並ぶ際には、間を開けないように体がくっつくくらいの状態になることがありますが、これは割り込みをされないためのものです。

ただし、スキンシップが一般的というわけではなく、親しくなればハグをすることもありますが、基本的には握手程度に収めます。不意に相手の体に触れてしまったときには、軽く謝るようにするほうが無難です。とくに、男性が女性に触れてしまったときには注意しましょう。

喫煙に対する規制は強く、公共の場はすべて禁煙です。違反すると200ルピーの罰金が課せられます。屋内で喫煙できるのは喫煙スペースか自宅のみ。後は屋外となります。また、喫煙スペースであっても、女性の喫煙にはかなり厳しい目が向けられます。

インドの経済発展は続いているものの治安はよいとはいえず、都市部においても安全とは言い切れません。渡航する際には十分な下調べをし、危険な地域には近づかないようにする必要があります。

食事やビジネスのマナー

インドでは多彩な人々が異なる文化を共有していることもあり、渡航者が厳密にマナーを身につけていなくても寛容に受け止めてくれる傾向があります。

たとえば、食事は右手で食べるのが基本です。これは、ヒンドゥー教の不浄の思想を基礎とした考えですが、慣れない外国人が両手を使っても咎められることはありません。レストランではナイフやフォークが出てくることが一般的であり、ない場合も求めれば用意してくれます。食事マナーに関しては、あまり神経質にならなくてもよいでしょう。

ただし、ヒンドゥー教徒は「左手は不浄」という感覚を持っています。また、トイレットペーパーを設置していないインドのトイレでは左手で処理をするため、不用意に左手で握手を求めたり、物を渡したりするのはNGです。「神が宿る神聖なもの」と考えられている頭を左手でなでる行為などは御法度です。

飲酒は宗教で禁じられている人がいるほか、目上の人や親族の前では飲まない人もいます。それらの人の前で外国人が飲酒をしてもマナー違反にはなりませんが、酔っ払うと信用を失うことになりますので、ほどほどを心がけましょう。

インドで人気の日本製品

インドでは、自宅に招待されたときには、手土産を持参するのが一般的です。インドの都市には花屋が多くあり、そこで花束を購入することが多いのですが、ここで日本の商品を持参すれば話も弾みます。

インドでは、日本ブランドが十分に浸透しているとはいえない状態ですが、「日本製は高級品」という認識は持っています。そのため、日本製の商品を持って行くと喜ばれます。たとえば、日本製の化粧品は手に入れることが難しいため、チークや口紅などのメイクグッズやフェイスマスクなどのスキンケア用品はとくに歓迎されます。また、デザインと機能性を兼ね備えたベビー用品は現地にほぼないため、スタイやマグなども喜ばれるでしょう。

注意したいのは、食品です。宗教の関係から肉類を食べない人が多く存在します。グミなどのお菓子には肉由来のコラーゲンが入っていることもあるので、持参する際には原材料までしっかりチェックする必要があります。また、インドは気温が非常に高く、チョコレートなどは溶けてしまいます。せっかく持参したお土産が気まずい雰囲気を作ってしまうこともありますので注意が必要です。

さまざまな分野での発展が期待されるインド
その国の文化・習慣を知ることは、ビジネスチャンスにつながります。自社にあった進出国を選定する際の基礎知識になるほか、訪問したときにマナーを知っていることがビジネスパートナーとの信頼関係を築く上で重要になります。

これからますます発展が期待されるインドは、あらゆる分野での市場拡大が期待されています。進出を考える際には、ぜひタブーやマナーを身につけておきましょう。

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