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備えあれば憂いなし!貨物海上保険のここだけは押さえよう!

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2018年5月30日 11:42   2

あなた「よーし。貨物を輸出する前に保険を掛けてっと・・・」

(数週間後)
外国社「チョット!!!貨物ガ雨水デ濡レテルヨ!弁償シテヨ!」

あなた「すみません!原因が何か船会社に確認します!」

あなた「ふう・・・。今回、ICC(A)条件を付保していて不幸中の幸いだったなぁ。」

「保険」というと、みなさんどんなイメージがあるでしょうか。
自動車保険だったり、生命保険だったり、そんなイメージをお持ちかと思いますが、貿易実務においても「保険」があります。貨物を守るための保険、それを「貨物海上保険」といいます。

今回も一緒に学習していきましょう。

①貨物海上保険って?
貿易は海外との取引なので、国内取引に比べ輸送距離も長くなります。距離が長くなった分、事故などのリスクが高くなるのが一般的です。輸送中に貨物が破損し、被害を受けた場合、これを補てんするために保険をかけておきます。

ここで注意ポイント!

貨物海上保険を掛けなくても貿易取引は・・・・・
もちろん可能です!

しかし、長距離輸送において貨物が損傷を受けるリスクがあります。
また輸送は天候にも左右されるため、思いがけぬ事態も起こってしまうこともあります。
国内取引と比べると輸送中のアクシデントが起こるケースもありますので、特に高額の貨物では、海上保険を利用することをオススメします。

②貨物海上保険はいつまでに申し込む?
貨物保険の保険が適用される期間は、原則として「輸出地点」から「輸入地点」までです。保険契約者は、その取引において輸送が開始する前に、「あらかじめ」貨物保険に加入する必要があります。

しかし売買契約を締結しても、「船名」、「出港日」等、貨物保険の申し込むに必要な情報が確定していません。この場合、保険契約者は「予定保険」に入り、その後「確定保険」に切り替えるのが一般的です。

③貨物海上保険は誰が申し込む?
さて、それでは誰が手続きをするのでしょうか。

これは前回のコラムでお話した「インコタームズ」に関係してきます。
例えばFOB条件の場合、保険契約者は輸入者になり、CIF条件の場合、保険契約者は輸出者になります。

インコタームズと貨物海上保険の関わりはとても密接なので、しっかりと内容を押さえるようにしましょう。

④貨物海上保険の基本条件とは?
貨物海上保険の対象とする損害内容は、ロンドンの保険業者協会が制定した『ICC約款』との保険条件に沿っています。この約款は定期的に改訂されていますが、2009年に改訂された内容が最新版です。ただし、こちらもインコタームズ同様、何年版であっても使用することができます。

さて、ここでは新ICCと、旧ICC「3条件」の内容をみていきましょう。

出典:最新貿易実務ベーシックマニュアル改訂2版(MHJ出版)

なお貨物海上保険は、海上輸送される貨物の「輸送中に起こりうる損害」をカバーするものです。そのため原因によっては貨物海上保険の対象にはなりません。このことを、「保険会社は保険金支払いの責任を免れる」という意味で、「免責」といいます。
例えば、次のものは通常の保険証券ではカバーされません。

「海上」という名前だけあって船だけかと思われる方も多いですが、空輸での輸送方法も対象です。飛行機での運搬ももちろん補償対象です。また、貿易取引についても輸出・輸入の他に、仲介貿易(三国間貿易)でも保証対象です。

いかがでしたか。
今回は「貨物海上保険」についてお話しました。

貿易取引を円滑に進めるためにも、しっかりと貨物海上保険を理解しましょう。

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