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NAFTA(北米自由貿易協定)改定と日系自動車業界の挑戦

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米国
カナダ

2018年10月4日 09:04   1

米国、カナダ、メキシコがNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の合意に達した。いよいよ自動車産業(Tier2、Tier3)にも新時代が到来か?アメリカ本格進出を視野に入れたグローバルレベルで勝てる仕組み作り、将来を見据えた確かな進出戦略と方向性の見極めが急務

新NAFTA(北米自由貿易協定)改定内容(予測)
1994年に発効されたNAFTAに基づき多くの日系企業がカナダ、特にメキシコに投資を行い米国内の様々な産業を支えてきました。特に米国の自動車産業への貢献は計り知れないものが有ります。しかしながら、トランプ氏はカナダからの輸入車に高関税を課すと迫り、カナダは非課税もしくは低関税率が適用される自動車の対米輸出枠を260万台に設定することに合意。メキシコも輸出枠を受け入れているようである。

自動車の関税優遇条件を定めた「原産地規則ローカルコンテンツ」は現在、域内で62.5%以上の部材を調達した完成車の関税をゼロにしている。新協定ではこれを75%まで引き上げる。部材の40~45%を時給16ドル(約1800円)以上の地域でつくるよう求める条項も導入する。

改定NAFTAによる影響(予測)
メキシコでは一般的に組立作業においては時給約8ドル、部品工場においては時給約4ドルであり、この低賃金により多くの工場が建設された経緯がある。今後、賃金を倍増を求められる状況(時給16ドル以上)になれば、メキシコに工場を建設或いは維持するメリットを見出すのが難しくなる。結果、生産調整(減産)をするか、工場のアメリカへの移転等の流れが加速するとの見方が多い。

一方、アメリカにおける日系自動車会社(完成車組立工場)は部品の現地調達率の引き上げに対する対応が求められる。現地調達率を上げていかなければ、NAFTAの恩恵を受けることはできません。従って、自動車会社に現在部品を納めているTier1, Tier2の部品メーカーは日本での生産からアメリカでの生産に今まで以上にシフトする必要があります。既にアメリカ進出をされているTier1の部品メーカーは今まで以上にTier2部品メーカーへアメリカ進出をするようにと有形無形で依頼をされることは間違いありません。

改定NAFTAへの対処(Tier2, Tier3への助言)
アメリカへ進出される場合、Tier 1メーカーの意向(品質、価格、米国製等)を確認することが大事。既に多くの外国部品メーカー(ヨーロッパ、中国、韓国等)が既に進出し、アジア勢の価格もさることながら品質も格段に向上しており、価格も含めた現地メーカーとの競争になることは覚悟する必要が有ります。

従って、どの地域に進出すべきなのが、Tier 1とよく協議し、ミルクラン範囲を確認。地域の絞り込みをしたうえで、その地域の州政府と種々の支援レベルを把握して更なる絞り込むをする必要が有ります。

その為には、現地での州政府との協議、既に進出している部品メーカーとのQ&Aをすることをお勧めします。弊社ジーアーチ株式会社は各州政府機関を含む、幅広いネットワークを持っているため、他社にない、ご要望に沿ったサポートがが可能。各種コンサルティングやテーラーメイド視察旅行の提供、進出の第一歩から最後まで一緒に歩んでいきますので、是非、お気軽にご相談ください。
https://garch.jp/consulting/archives/3292

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