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ジーアーチ株式会社の海外展開ブログ


Tier 2部品メーカー30年後の未来予測(世界人口の推移と電動・自動運転化)

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2018年10月13日 18:41   4

電動・自動化が急速に変化が有りますが、30年後のTier 2メーカーはどのようになっているでしょうか?今回、Tier 2メーカーにとって30年後も成長し続けるには今何を最優先に考え、行動を起こすべきなのか等を世界人口の推移、将来の自動運転時代の生産体制等を交え考察してみたいと思います。

世界の人口の推移予測
●2020年と2050年においての主要な人口の推移は下記のように予測できます。

  【日本】 1.25憶人→1億人前後 【アメリカ】 3.3億人→4億人 

  【中国】14.2憶人→13.6憶人 【インド】13.8憶人→16.6憶人

●2050年には世界で23.8憶人が増加する見込みであり、増加する国は上位から

   インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ、エチオピア、タンザニア、

   アメリカ、インドネシア、ウガンダ

【纏め】先進国で人口増加が予想できるのはアメリカだけであり、日本のみならず、中国においても減少傾向がみられる。

将来の自動運転時代の生産体制
部品メーカーの位置づけの変化
世界的に今後急速に電動化や自動運転化を目指すという方向性は明らかです。特にトヨタ自動車が2017年12月に、世界で販売する車両の50%以上を「電動車両」にすると宣言したインパクトは非常に大きいと思います。一方で、ヨーロッパの英国、フランスでは、2040年にエンジンだけを搭載した自動車(エンジン車)の販売を禁止するという方針が発表されました。同時に、二酸化炭素(CO2)排出量や窒素酸化物(NOx)の規制はますます厳しくなっており、エンジン車ではこれらの規制をクリアすることはほぼ不可能であると言わざるを得ません。従って、エンジン車は益々減少する一方で、電動車両・自動運転車が増えていきます、それらの性能は、部品性能により影響を大きく受けるので、完成車メーカーに対する自動車部品メーカーの位置づけは益々重要度を増していくことが予測できます。

但し、力を持つのは、ドイツのボッシュ社や日本のデンソー、小糸製作所のような大手1次部品メーカー(Tier1)です。完成車メーカーは部品メーカーに対して部品単体ではなく、トランスミッションやサスペンション、空調といったシステム単位で納入することを求めるようになっています。自動運転であれば、データを収集するセンサーと頭脳となるコントロールユニット、ブレーキやステアリングなどのアクチュエーターなどを組み合わせたもので納品することになります。こうしたシステムを製造するのが今後の大手ティア1の役割です。

言い換えれば、Tire 1メーカーは完成車メーカーに近づき自動車の主要部分を開発・生産していくようになり、その傾向は加速度を増し更に進んでいくでしょう。Tire 1の中でその傾向に向かって行けるのは卓越した技術力、開発力、資金力及びマーケットへの想像力、攻勢力を兼ね備えた一部Tire1メーカーであると言えます、このメーカーをスーパーTire 1メーカ(S-Tire1)と呼ぶことにします。

システムの開発・生産が完成車メーカーからS-Tire 1に移行するので、Tier 1, 2 メーカーは完成車メーカーではなくS-Tier 1に納入することなります。S-Tier 1は主要なコア部品は自社で開発し、生産します。それはシステム性能を決定付ける重要な部品を保持することになり、且つ利益率の向上が確実に図れるからです。その結果、Tier 1メーカーは従来の様にア部品で勝負できなくなるため、「サブコア部品」に移行するなどして生き残りを図ることになるでしょう。言い換えれば、Tier 1、2メーカーは完成車メーカーでなく、徐々にS-tier 1メーカーを顧客として位置づけ、サブコア部品を積極的に提案・開発ををしていかなければならないでしょう、又 共同開発も模索する必要があるでしょう。

特にTier 2メーカーは現在のTier 1メーカーの今後の変化を的確に、適時に掴み、自己の行くべき方向性をいち早く理解することが大事です。

Tier 2メーカーの生産拠点の変化への対応
上述の世界人口の推移から、日本の生産拠点は減少に転じると予想されます、一方でアメリカ、中国、インドにおいては増産が進められることは明白であると言えます。既に中国では日系完成車メーカーが23工場を持ち、アメリカでは14工場を有していますが、更に工場建設が加速され、且つ 現地での開発、部品調達率の向上が今以上に要望され、S-Tier1, Tier 1, そしてTier 2メーカーは更に現地化を図ることになるでしょう。その中でも選択肢としてやはり生産拠点としては将来性も見据えてアメリカが最もリスクが少ない、且つ可能性が大きい地域であると言えます。従って、Tier2メーカーは現状の顧客であるTier 1メーカーの動向を掴み、その対応を社内的に整備(技術力、開発力の蓄積)するとともに、アメリカへの進出の準備を中期的に、着実に計画することが2050年に生き残る最善の方法であると考えます、これは、あくまでも私信です。
https://garch.jp/consulting/archives/3326

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