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アリババ株式会社の海外展開ブログ


海外販売パートナーへの提案・契約

ノウハウ
販路開拓

2018年10月15日 09:04   4

「海外の販売パートナーの種類」の記事では、海外販売パートナーには以下の2つがある事を説明しました。

1)製品を買って再販してくれるディストリビューター 
2)製品を買わずに、売上金額の%の成功報酬で販売代行するセールスレップ

今回は、彼らにどのような提案をして契約を結ぶべきかを説明しましょう。

まず1)のディストリビューターには独占ディストリビューターと非独占ディストリビューターがあります。そして「独占」ディストリビューターの場合は、独占地域と期間をあらかじめ合意しておく必要があります。

このとき、しばしば、独占権を与えるかわりに、ある一定量の購買を義務付けようとするメーカーがあります。
こんな素晴らしい製品の独占販売権を与えるのだから最低xxコは買ってくださいよ、というわけです。しかし、これは多くの場合現実的ではありません。

すでにその国で販売実績があるなら別ですが、まだ売れるかどうか全く分からない製品を買って在庫として持つことを義務付けるのは無理があるのです。
その代わりに「2年後に売上がxxxx万円に達していなければ、独占権を解除する権利をもちますよ」といった文言を契約書にいれておく事はありえます。
ディストリビューターもせっかく獲得した独占権を手離したくはありませんから、一生懸命に販売努力をしてくれるでしょう。

もし「独占権」というものを高く売りたいのであれば
「xx国の独占権を与えるかわりに、独占ディストリビューターはその国のしかるべき展示会に年1度は自社の経費で出展し宣伝に勤めななければならない」といった文言を入れる事は可能です。

日本から海外の展示会に出展しようとすると何百万円もかかるところが、独占ディストリビューターと結ぶ契約書に文言一ついれるだけでタダになるのです。
こういったチャンスを逃す手はありません。

相手が非独占ディストリビューターであれば、独占地域や期間を合意する必要がありませんから、特に契約書を結ぶ必要はありません。単にお見積りと請求書だけの関係でもいけるのです。
実際、日本企業が海外に関係をもっているディストリビューターの多くはこの形かもしれません。

ただし非独占でも公式ディストリビューターとして認めて特別価格を提示するという方法もあります。エンドユーザー価格と差をつける事によって、そのディストリビューターが継続的な利益をだせるようにしてあげるのです。
そういった工夫がないと、いつまでたっても海外にディストリビューター網はつくれないでしょう。

セールスレップは、必ず独占地域・期間・コミッション率(成功報酬率)をあらかじめ合意する必要があります。セールスレップはエンドユーザーと御社をつなぐ役割を果たします。
御社にエンドユーザーの名前が分かりますから、2回目からはセールスレップを飛ばして直接に商談することも可能になります。そうなれば、セールスレップは何のために販売先を紹介したのか、分からなくなってしまいます。
そういった事を防ぐために独占地域をあげる事がこの世界の常識なのです。

セールスレップは通常は成功報酬で働きますが、あえて固定費(リテイナーフィー)を渡すような契約を結ぶこともあります。完全に成功報酬制ですと、彼らに命令をする事ができません。
しかし多少なりとも固定費を渡すことによって、こちらの思う通りに動かすのです。セールスレップは1-5名程度の小さな会社が多いので、こうった使い方も可能になのです。

実際、ディストリビューターとセールスレップの使い方には簡単には説明できない深いモノがあります。いずれにしても基本的には口約束でなく簡単でも契約書をを交わした方がよいです。結婚と同じで、するときは簡単ですが離婚は大変だからです。契約書を交わして必ず解除条項を明記しておきましょう。例によって、もし分かならければ、どうぞ弊社にご相談ください(笑)。

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