海外展開の事例や、ノウハウ、現地の最新情報など、明日からの海外ビジネスに役立つ情報盛り沢山です。

  • 登録企業数 743
  • 登録相談数 128
  • 登録イベント数 890
  • ブログ投稿数 1,570
SWBSトップ > 事例・ノウハウ・海外展開ブログ > TPP11が年明け早々発効すると、2019年4月から豪産牛肉が更に安くなる

合同会社トロの海外展開ブログ


TPP11が年明け早々発効すると、2019年4月から豪産牛肉が更に安くなる

海外現地事情
市場調査・現地調査
コンサルティング
物流・貿易
展示会
販路開拓
営業支援
翻訳
通訳
シンガポール
マレーシア
ベトナム
ブルネイ
カナダ
メキシコ
ペルー
チリ
イギリス
オーストラリア
ニュージーランド

2018年10月28日 17:02   6

TPP11が2019年1月に発効するという前提ですが、2019年4月からは豪産牛肉の(日本輸入)関税が更に下がります。

牛肉の現行基準関税
・冷蔵・冷凍共に38.5%

既存の日豪FTAでの関税
・冷蔵は29.3%
・冷凍は26.9%

TPP11の初年度関税
・27.5%

TPP11の2年目関税(日本の場合は会計年度が変わると2年目、すなわち2019年4月1日以降)
・26.6% ← 既存の日豪FTA関税より安い

そして毎年段階を経て関税は下がり、2033年4月以降の豪産牛肉はTPP11協定に基づいて日本に輸入すれば 9% という低税率になります。
一方で日豪FTAを利用した場合の輸入関税率は2033年4月時点で、冷蔵23.5%、冷凍19.5% というレベルです。
これは、TPP11税率を利用しない手はありませんね。

今後のTPP11見通しについて(スイスのNPOによる2019年10月25日の英語記事)
https://www.ictsd.org/bridges-news/bridges/news/cptpp-ratification-process-advances-with-possibility-of-taking-effect-in

ただし、日本が豪とは2国間のFTA協定を既に結んでいて、TPP11が2つ目になるように、日本は各国と様々なFTA協定を結んでいます。それぞれの協定が定義する原産地規則も異なります。詳しくかつ正確に税率を調べ、最も低率の関税が適用されるFTA協定を選んで原産地証明書の手配をすることが求められます。
*TPP11と日EU-FTAの原産地証明書は、自己証明(自社証明)だけが認められています。

今後日本が締結するFTA協定はまだまだ増えるでしょうから、最大限活用して販売を伸ばしたいですね。
(合同会社トロでは相談に応じています)

では

▶︎ この記事を書いた企業についてもっと知りたい

参考になったらいいねボタンをクリックしてください。 6
※ブログ記事の内容は各執筆者の知見、経験等によるものであり、当サイトが情報の正確性、最新性を担保するものではございません。

この企業はほかにこんな記事を書いています

ロゴ
日EU-FTA/EPA、日本への輸入申告時のハードルが下がる?(税関情報)
2019年2月1日から発効した日EU-FTA/EPAを既に活用している企業さんも多いと思います。しかしまだ利用方...
ロゴ
まもなく旧盆休み(今は旧暦7月)→お月見の旧暦8月へ
8月7日は旧暦の七夕でした(今頃言うな?)。 旧暦7月から8月にかけては東南アジア方面でいろいろ昔...
ロゴ
国内販売だけでも安全保障貿易管理は必須です
うちは輸出なんかしていないから、(輸出許可申請とかの)安全保障貿易管理は関係ない。 そう思ってい...
ロゴ
インコタームズ2020を先読みする(CNIは誰に、どうプラスなのか?)
CNI。インコタームズ2020で初登場が予想される新たな貿易取引条件です。Cost and Insuranceの略で、FOB/...
ロゴ
日EU-FTA/EPA  原産地申告の書き方はこうする
日EU-FTA/EPAが発効してから半年が経過しました。当初、明確とは言えなかった原産地申告の書き方につい...
ロゴ
インコタームズ2020、コンテナ輸送でFOBやCIFが使える?
貿易業務に携わると必ず目にするFOBやCIFという用語。それぞれ、(売主国の)本船渡し料金、運賃と海上...