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ネット集客が見込める?中小企業がオウンドメディアを活用するメリットとは

ノウハウ

2018年11月7日 08:14   7

はじめに
中小企業が新たにネット集客を考えるなら、オウンドメディアは検討する価値があります。
今からオウンドメディアを始めるのは遅いと感じている人もいるかもしれませんが、戦略次第でネット集客を増やし、売上増も見込める効果的な手段でもあるからです。

本記事では中小企業がオウンドを活用するメリットを、注意点と共に紹介していきます。

1.オウンドメディアとは何か

オウンドメディアとは、自社で所有するネット媒体を意味しています。
企業が消費者に向けて発信するメディアでもあります。
企業が運営するブログやWebマガジンなど、コンテンツが定期的に更新される媒体もオウンドメディアと呼ばれることがあります。しかし日記のような記事を更新している限り、ブログはブログでしかありません。

オウンドメディアは消費者と信頼を築くことができる、中立性がある情報を発信することが前提としてあります。例えば、メルセデスベンツ日本株式会社が運営する『Mercedes-Benz LIVE!』(https://mb-live.jp/category/news/)では、自動車関連の記事だけではなく、料理やファッション、インテリアについての記事も更新されています。

このように、販売とは一見無関係な中立性がある記事を更新することは、客観性を持って価値ある情報を提供する姿勢があることを消費者に示すことになります。消費者は客観性がある有益な情報を受け取ることができ、その結果として、企業は消費者からの信頼を獲得することができるのです。

つまり、オウンドメディアを運営する際は中立性を持ちながら、消費者にとって価値がある、または役に立つ記事を更新しなければいけません。消費者から信頼を獲得することができれば、それは消費者の購入意欲を高めることにもつながります。

オウンドメディアは直接的に売上を生み出すための媒体ではありません。顧客からの信頼獲得を目的とした、価値ある情報を提供する自社メディアを指しています。

2.販売サイトへの集客が見込める

オウンドメディアは、長く運営すれば、検索エンジンで上位に表示される可能性が高くなります。そして、オウンドメディアには販売サイトをリンクさせることも可能なので、ネット集客できれば、実際の成約や商談の獲得も期待できます。

ネットに広告を出して、ネット集客した場合、それは一過性のものになりがちです。一時的にネット集客できたとしても、広告の出稿期間が終われば元に戻ってしまうからです。しかし、オウンドメディアは広告ではなく、あくまでも自社運営のメディアです。販売サイトへの集客が継続的に見込めるということは、オウンドメディアを運営するうえで大きなメリットの一つでもあります。

3.顧客に製品の細かい魅力を伝えることができる

オウンドメディアなら、広告ではなくて、記事として製品の魅力を伝えることもできます。
通常ならネットでの製品紹介は、販売ページや広告に限られます。しかし、自社でオウンドメディアを運営していれば、純粋な記事として製品の魅力を伝えることができます。

一般的に、ユーザーは広告だと分かると、興味がある人でない限り、熱心に文字を読むことはありません。
ところが記事であれば、ユーザーも内容を受け入れやすくなり、製品説明ができるようになります。

また、ネットで製品を販売するためには、営業担当が何度も客先に足を運び、顧客と関係をつくるように、信頼の獲得が欠かせません。ネットで信頼を獲得する方法は、価値の提供が基本です。ユーザーにとって役に立つ、もしくは便利な情報を発信することが、信頼獲得につながります。

そのため、オウンドメディアは記事数を増やすこと以上に、良質な記事を作成することが欠かせません。
良質な記事の提供が、見込み客からの信頼獲得につながります。そして信頼が獲得できれば、製品紹介の記事も読まれやすくなります。

4.自社製品の告知媒体となる

オウンドメディアの運営が、見込み客からの信頼獲得につながることは前述の通りですが、以前よりもオウンドメディアの運営は一般化してきています。現在ではIT系の企業だけでなく、製造業や経済産業省など、様々な業界の企業や組織がオウンドメディアの運営を始めています。

携帯電話からネットを閲覧するユーザーも増えている昨今では、ビジネスにおけるネットの活用は避けることができません。オウンドメディアを運営していれば、新しい製品をリリースした時でも、即座に告知することができます。オウンドメディアは、自社製品の告知にも役立つというメリットがあります。

5.継続的に価値を提供できる

オウンドメディアは運営期間が長くなればなるほど、記事が増えていきます。記事数が多ければ、それに比例して提供する価値は大きくなっていきます。そして、検索結果の上位に表示される記事を持つようになれば、有益な情報を提供する自社の媒体としての価値を高めることもできます。

通常の広告は、出稿期間が終わればそれで掲載は終了します。しかし、オウンドメディアはそういった広告としての役割を持つ記事広告も、掲載を続けることができます。継続的に見込み客に対して価値を提供しながら、自社製品をアピールすることもできるのです。

6.オウンドメディアを運営する際の注意点

オウンドメディアは、このように様々なメリットもありますが、運営方法には注意が必要です。
品質の悪い記事をのせると、メディアの価値が下がります。記事の量もオウンドメディアの運営には重要なポイントではありますが、質の悪い記事が増えればメディアの価値は下がってしまいます。

それは、検索エンジンからの評価が悪くなるだけではありません。見込み客からも、見る価値がないメディアだと思われてしまうリスクがあります。また、製品をアピールする記事広告は効果的ですが、中立的、客観性を持って執筆するなど、しつこく感じさせない見せ方の工夫が欠かせません。

7.オウンドメディアの導入事例

ではここからは、製造業の中小企業が実際にどのようにオウンドメディアを運営しているのか、その事例を見ていきましょう。

【事例1】ウェットブラスト製造専門メーカー/主にウェットブラストに関する記事を公開
マコー株式会社は、ウェットブラストという専門的な分野でオウンドメディアを運営しています。
記事の内容は主にウェットブラストに関するもの。
自社の技術の紹介も多く含まれていますが、研磨剤や幅広ガンなど、製造に関する情報が中立性を持って公開されています。

参考:『マコー株式会社』
http://www.macoho.co.jp/wetblast/seminar/

【事例2】半導体メーカー/電子設定の技術情報サイトを運営
ローム株式会社は『Tech Web』という電子設計の技術を提供するサイトを運営しています。
その内容は専門的であり、電源設計に関する最新情報や製品情報が公開されています。
そして電子設計の技術資料が無料でダウンロードできるなど、専門的で役に立つ情報が中立的な視点で、客観性をもって更新されています。
また、自社開催のセミナー情報も掲載することで、ネット集客の役割も果たしています。

参考:『Tech Web』
http://micro.rohm.com/jp/techweb/seminar/

【事例3】ファクトリーオートメーション総合メーカー/静電気対策のノウハウを学べるサイトを運営
株式会社キーエンスは、静電気対策のノウハウを学ぶサイトとして『静電気ドクター』を運営しています。
静電気に関する知識を提供しながら、Q&Aや業界別の徐電機導入事例なども公開しています。
また、徐電機対策の資料がダウンロード可能であり、事例ページでは電話やメールの問い合わせ窓口を分かりやすく表示していることから、ネット集客にもつなげていることが分かります。

参考:『静電気ドクター』
https://www.keyence.co.jp/ss/products/static/ionizer/

【事例4】フィルム専門商社/フィルムの基礎知識や特集記事を更新
『plastic-labo.com』は、専門商社であるパナック株式会社が運営するオウンドメディア。
主な記事はフィルムの基礎知識や特集記事であり、その内容はフィルム関係に特化しています。
記事は中立的で客観性があり、「プラスチック物性比較表」など、お役立ち資料を無料公開しています。

参考:『plastic-labo.com』
http://plasticfilm-labo.com/

まとめ

事例を見ても分かるように、オウンドメディアは専門性を持つことが欠かせません。
そして、継続して運営することで、価値を高めることができます。
オウンドメディアに価値が生まれるのは、半年~1年程継続してから。記事の上位表示や信頼獲得のためには、ある程度の期間が必要です。

また、オウンドメディアは専門性を持つことも重要ですが、こだわりが強くなり過ぎると、運営に失敗するリスクがあります。特に、従業員数が限られている中小企業がオウンドメディアを運営する場合、強いこだわりは従業員を疲弊させる原因にもなりかねません。

オウンドメディアは、外注や外部業者へ委託して運営することも可能です。これからオウンドメディアの運営をスタートさせるなら、継続できる仕組みづくりから考えることが大切です。

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