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研修は外注ですべき? 製造業が研修を内製化するメリットとデメリット

ノウハウ

2019年1月31日 08:38   4

研修を含む人材教育は丁寧に取り組もうとするほど、検討すべき項目は多岐にわたります。
研修の外注化と内製化の判断は、重要な経営課題の一つともいえるでしょう。
実際に経営判断として研修を外注で対応すべきか、それとも内製化して対応すべきなのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで本記事では製造業が研修を内製化もしくは外注化する際に検討すべきポイントと、それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。

製造業で研修が必要になるタイミングとは

製造業では新人が入社した時の研修が重要です。基本的な社内のルールや作業の流れは最初に正しく周知できることが作業の効率化にも関係してくるからです。
そして新人教育は重要なポイントを正しく伝えることができれば、ミスや失敗、業務上のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

現場によっては新人研修を実施せずにいきなりOJTとして現場に投入しているケースもあります。
しかしOJTと研修はセットで考えるのが基本です。OJTに頼り過ぎると現場の社員に負担をかけることにもなってしまうからです。
また新人教育だけでなく、新しい管理システム・操作ツールなどIT技術が導入された際も研修は必要です。
研修による成果は数値化が難しいところもありますが、業務効率だけでなくリスク回避も期待できるからです。

研修を外注化するメリット・デメリットについて

研修の内製化・外注化の判断をするためには、それぞれのメリット・デメリットについて理解しておくことが大切です。
では研修を外注化するメリット・デメリットにはどのようなことがあるのか、順番に見ていきましょう。

【研修を外注化するメリット】

・プロの高品質な講義、プレゼンテーションを受講することができる

研修会社に研修を依頼すれば、自社では提供できない高度な研修を受講することができます。自社の専門外であるITツールやAIなど最新のテクノロジーに関する分野なら外注化するメリットは大きいといえるでしょう。

・社内の人的リソースの負担が軽減される

研修の実施は常に発生する業務ではないため、他の業務と兼務で担当しているケースがあります。そのような状況だと研修の実施が一部の社員に大きな負担となっていることが少なくありません。研修を外注化することは社内の人的リソースの軽減につながるというメリットがあります。

・主観的な構成の研修とはならないため安心感がある

研修を自社のリソースで実施しようとすると、主観的な構成の研修となってしまうリスクがあります。
しかし研修を外注化することで、客観的な立場から必要な技術獲得を目的とした研修を受講することができます。

・スピーディーに研修を導入することができる

研修の外注化はスピーディーに研修を導入できるというメリットもあります。スピード感を持って研修を実施したい場合、外注かは検討する価値があるといえるでしょう。

【研修を外注化するデメリット】

・研修費用がかかる

研修の外注化には研修費用がかかるというデメリットがあります。
また研修の予算が低い場合、研修会社の選択肢が少なくなってしまうという側面もあります。

・研修内容の選択を誤ればミスマッチとなるリスクがある

研修を外注化して実施すると、研修の内容が目的に対してミスマッチとなるリスクがあります。
自社で研修を実施しているなら内容を調整していくこともできますが、外注化の場合は細かい調整も簡単なことではありません。

・社内に研修のノウハウが蓄積されない

社内に研修のノウハウが蓄積されないことは、外注化の大きなデメリットの一つです。
社内で研修を担当する人材を育てたい場合、研修の外注化は一部に留めることも大切です。

研修を内製化させるメリット・デメリットについて

研修を外注化させるメリット・デメリットは前述の通りですが、内製化させる場合も同じようにメリットだけではなくデメリットが存在します。
次は研修を内製化するメリット・デメリットについて見ていきましょう。

【研修を内製化させるメリット】

・金銭的なコストを下げることができる

研修を内製化させるメリットには、金銭的なコストの低下があります。
特に年間契約などで毎年数十万~数百万円単位の予算を組んでいる場合は、内製化することでコストカットが狙えます。

・実施する研修内容を柔軟に変更できる

研修を内製化することができれば、研修内容を柔軟に変更することができるようになります。定期的に研修内容を見直したい場合は内製化させるメリットは大きいといえるでしょう。

・社内で研修担当を育てることができる

研修を内製化すれば、社内で研修担当を育成することができます。研修ノウハウも蓄積できるため、将来的には高い品質の研修を目指すこともできます。

【研修を内製化させるデメリット】
・研修のために社内の人的リソースが必要となる

研修を内製化させるためには、社内の人的リソースが必要となります。
人事部門の従業員のタスクに余裕がない場合は、大きな負担となる可能性があります。

・外部のプロの研修と比較するとレベルが劣る可能性がある

研修を内製化させた場合、品質は研修を専門としている会社が提供するものより劣ってしまう可能性があります。高いレベルの研修を求めるなら研修の内製化はデメリットになるといえるでしょう。

・主観的な構成の研修となり、客観性が損なわれるリスクがある

研修を内製化させると社内で研修を構成するため、主観的な内容になってしまう可能性があります。

研修を内製化させるのに適したテーマとは

基本的に研修を外注化している場合、いきなり全ての研修を内製化させるのは得策ではありません。
前述の通り研修の内製化にはメリットだけでなくデメリットも存在しているからです。ではどのようなテーマの研修が内製化には適しているのでしょうか。それは以下の通りです。

 ・自社独自の社内ルール
 ・個々の商品知識に関する研修
 ・経営理念など共有すべき価値観に関する研修

これらのテーマは基本的に外部業者には情報がないことが共通しています。社内で決められたルールや情報なので、ノウハウの流出などを考慮するとむしろ外注化するリスクの方が大きい可能性もあります。
しかし上記以外のITやマーケティングなどの専門的な分野は、研修の外注化に向いているテーマでもあります。

製造以外の専門分野に特化した人材は、製造業の企業が自社で育てるには限界があるからです。
AIやロボット技術を含むITについては特に、研修を外注化した方が高度なレベルの研修を受講できる可能性が高いといえるでしょう。

社内研修の内製化で生産性向上につながった事例

社内研修の内製化を検討する際は、実際に製造業の企業で内製化に成功した事例から学ぶことも大切です。
丸五ゴム工業株式会社では研修を内製化することで人材育成の向上に成功しています。

同社の社内研修では管理職を除く係長などの役職者が担当となり、研修内容のフィードバックや改善活動の共有を実施しています。このような取組みを始めた結果として、社員が自発的に研修に参加するようになり人材育成に成功しています。
また生産性の向上にもつながっているため、役職者が研修を担当するのは有用な内製化の施策の一つだといえるでしょう。

まとめ

ここまで述べてきたように、研修を内製化させることはメリットとデメリットの両方が存在します。そのため製造業が研修を内製化させる時は、内製化に適したテーマを選ぶことが欠かせません。

自社独自の社内ルールや自社製品に関する研修は内製化を検討すべきテーマだといえるでしょう。
また既に外注化している研修テーマが複数ある場合、一度に全てを内製化させるのではなく内製化できそうなテーマを慎重に選ぶことも大切です。

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