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アリババ株式会社の海外展開ブログ


中小企業の海外展開事例から学ぶ 強みを活かしたプロモーションについて

ノウハウ

2019年3月4日 16:35   5

人口減少など国内需要が減少し始めている昨今では、新たな市場として海外展開を目指す企業が少なくありません。
東南アジアを中心とした新興国の盛り上がりを鑑みても、海外展開は可能性がある取組だといえるでしょう。
しかし海外展開は文化の違いなどいくつかの課題があり、国内のプロモーションよりも戦略的に取り組むことが欠かせません。
そこで本記事では中小企業の海外展開事例を参考に、製造業の海外における強みを活かしたプロモーションについて紹介します。

【製造業】中小企業の海外展開成功事例

海外展開を検討するなら、既に製造業の中小企業で海外展開に成功しているケースから、プロモーションを学ぶことが大切です。
そこでまずは中手企業の海外におけるプロモーション成功事例から見ていきましょう。

【成功事例1】株式会社南部美人/酒造を集めた協会を設立し共同で販路を確保
株式会社南部美人は清酒や無添加リキュールを取り扱う清酒製造業を営む会社です。
国内市場の縮小をきっかけに海外進出を決定しています。
同社のプロモーションのユニークな点は、自社の酒造単体でプロモーションを仕掛けなかったことにあります。
同社は自社の酒造のみではなく、複数の酒造による日本酒輸出協会を立ち上げてから共同で販路を確保することで、海外におけるプロモーションに成功しています。

【成功事例2】太陽刷子株式会社/日本品質を武器にベトナムへ商品を展開
太陽刷子株式会社は主にほうきやブラシなどを製造販売する会社です。
かつては国内のみを市場としていましたが、新市場開拓のためにベトナムへの進出を決定しています。
販売を開始した主力製品は歯ブラシや歯間ブラシ。
中、高所得者層へ向けた品質の高いオーラルケア商品を中心にベトナム国内における製造・店舗展開を手掛けています。
「クールジャパンワールドトライアル2014inベトナム」など行政のイベントを活用することで、現地からの注目を集め、問い合わせを増加させるプロモーションに成功しています。

【強みを活かしたプロモーション】外部組織の協力を獲得する

自社のリソースでは強みとして不十分な場合、外部組織の協力を得ることでプロモーションのインパクトは強化させることができます。
前述の株式会社南部美人は一社だけでは、日本独自の文化でもある日本酒をプロモーションするインパクトとして充分とはいえない状況でした。
しかし複数の酒蔵を含む協会を立ち上げることで、多くの海外の販売事業者の関心を獲得することに成功しています。

すでに日本製品の市場ができている地域であれば、自社のリソースだけでもプロモーションは成立する可能性があります。
しかし自社の製品の分野が未開拓の地域に対して販売を展開するなら、外部組織の協力は検討しておきたい施策の一つです。
また効果的なプロモーション実施のためには市場分析が欠かせません。
市場分析のような専門的な取組を実施する際も、外部組織の活用は検討すべきタイミングだといえるでしょう。

【強みを活かしたプロモーション】日本品質を全面的に打ち出す

「メイドインジャパン」ブランドは現在でも世界的に認知されています。
製造業として技術や製品を海外にプロモーションする際は、この日本品質を全面的に打ち出すことでプロモーションの強みとすることができます。
前述の太陽刷子株式会社の事例では日本品質を武器にすることで、高所得者層を中心として顧客獲得に成功しています。
そして日本品質(高品質)を全面的に打ち出すことは、高所得者層を意識した最適な価格設定ができるというメリットがあります。

また海外には日本品質に関心がある販売事業者も少なくありません。
経済産業省が推進するクールジャパンワールドトライアル事業では、ベトナムやロシア、トルコなどで商談会の実施などを行っています。
クールジャパンといえばファッションやエンタメが中心の印象が強いかもしれませんが、事例でも述べたように製造業でも有効に活用できる制度やイベントが存在しています。
このような制度やイベントを活用することは、日本品質に関心がある事業者へのプロモーションにも役立ちます。
日本品質を打ち出すことは、海外の販売事業者へのプロモーションとしても有用な施策の一つだといえるでしょう。

まとめ

製造業が海外展開に成功するためには自社製品の価値が評価される地域に進出すること、そして販売会社との提携が重要な課題となります。
また外部組織の協力を得る、日本品質を武器にするなど強みを活かしたプロモーションは海外展開においては有用な施策となります。
自社の強みを明確に打ち出してプロモーションできれば、海外の販売事業者の関心を引くきっかけを作ることにも役立つからです。

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