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ジェヌインR&Dの海外展開ブログ


◆ドラッグストアの爆買いの正体とは… 中国越境EC◆

2017年5月26日 17:46   15

 先日、中国向けに、化粧品の買い取り商社に会う機会がありました。
弊社では、一部、化粧品、健康食品の販売も行っています。ライバルにはなりますが、売れるのであれば、相談をお願いしてみることにしました。
 この会社は、もともとはWeCHAT(中国のLINEのようなもの)を利用して個人からスタートした会社で、中国のC to Cに成功して今や会社にまでなった会社です。
 業務としては、1つは買い取り販売、もう1つは中国での販売促進支援とのことでした。実際に日本の大手メーカーの販促も行っていて評価を得ているようです。買い取りベースでのビジネスということもあり、信頼はできそうでしたので、お会いして話を聞いてみることにしました。
 まずビジネスモデルとしては、買い取られた在庫は中国の販売輸入会社のチャンネルが、いくつもあり、在庫はそこで分配されます。その上で、それらを個人に卸し、Wechatの仲間を使って、C to Cにして拡散していきます。担当者の話によれば、結局、天猫などで成功しているのは極く一部で、成功できる確率は中国人でも、非常に難しく低いそうです。日本製だからでは、売れないため、買い取りの場合は、審査は厳しいとのことでした。そのため、新規参入では、C to Cのビジネスモデルが強く、卸売りで決済して、中国人に全て任せて売っていくということが、一番安全で確実だということでした。
 実は、有名な爆買いの一部も、このビジネスモデルだったようで、日本に旅行に行って、知り合いに日本の製品を売るために大量購入していたようです。決して、盲目的に日本の製品を信奉している訳でも、お土産を配るわけでもなかったようです。
 当然、おむつなどは、裏ルートや日本の物流方針で左右されており、常に需要があるものもありますが、爆買い=日本製品信奉ではなく、日本から持って行けばなんでも売れるということはなく、勝ち組に入れば、信奉されるほど需要がうまれ、そこまで行かないと、競争は非常に厳しく、中国人を理解できる中国人の方がビジネスは有利ということでしょうか。
 ちなみに、この業者を利用して成功しているメーカーですが、日本とアメリカで使われているブランド名は使用していませんでした。中国人のコネクション(秘密だそうです。ちょっと疑わしいですが)を使えば、販売価格も落とさないで流通できるとのことでしたが、ブランドイメージのリスクは、やはり大手では避けているようです。
 また、購入がダメで、この業者に依頼した中国の進出支援ということであれば(Wechat &タオバオベースの広告支援)、大体2000万円が必要とのことでした。結局、ここでも、アメリカ進出よりコストが高くて、奥が深いという感じがします。みなさんはどのように感じられたでしょうか?

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